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「はあぁ……」腕に厚く巻かれた包帯を見下ろす。お医者さんによれば、大した怪我じゃないとの事だがそれでも怪我は怪我。彼女の‘‘千紗’’も女友達と旅行中。せっかくの夏休みだが家に引きこもって大人しくしているより他になかった。そんなある日――。「やっほー! 久しぶり!」「比奈未さん……?」比奈未さんは‘‘千紗’’のお姉さん。学園でも知らない人はいないほどの有名人で、皆の憧れの存在だ。「なんでウチに?」聞くと今まで面倒を見に来てくれていた‘‘千紗’’が旅行の間、代わりに――と言う事らしい。「気にしない気にしない。愛しい妹の頼みなのよ? そりゃあもう、喜んで来るに決まってるじゃない」丹念に身体をぬぐってくれる比奈未さん。すぐ近くで漂うコロンのふわっとした香りと、身体をなぞるどことなくなまめかしい手つき……そして自然と股間が――。「あー……まあ男の子だもんね。ご無沙汰なら溜まってるか」「いやまあ、いつもは彼女に色々してもらっていますから」身体を拭いていた比奈未さんの手が止まり、ややあって下に降りる。そのままズボンのチャックに手をかけた。「色々してくれるあの子は今、いないでしょ? だから……代わりに私がしてあげる。君のお世話を引き受けたんだから、こういうこともちゃんと責任持ってしてあげなきゃでしょ?」「流石に千紗を裏切るような真似は……」「大丈夫大丈夫、あそこに挿れなければ浮気にならないわよ。良いから、任せて?」